前回は、虫の知らせを感じるには、五感を磨くことで大事ですよ~と話しました。
(五感=目・耳・鼻・口・触)です。
更にその中で、とても大事なのが「耳」👂なのですね。
よく五感の中でも各部で発達している人がいますね
目が良い人や耳が良く聞こえる、鼻が利く=嗅ぎ分けられる など、人それぞれで
各部が発達してる人や、逆に衰えている人もいます。
でも、この各部の発達だけでは、その先の第六感に繋がることではないと、私は思います。
「耳をどのようにして働かせているか?」がすごく大事なのです。
各部が発達していても、無駄に使っている人はたくさんいます。
もちろん、目が良かったり、耳が良かったりでも役には立ちますが。
そのような人は、おおかた、別な所が極度に悪かったりします。
「聞き耳を立てる」と言って、遠くのコソコソ話を聞こえてしまう人などがいますね。
でも、このような人は、コソコソ話の言葉だけを聞いて、それが
何故?コソコソ話なのかという話の幹を理解しない!
で 大きなトンチンカンを生んでしまいます。
私の身近にもこんな人います(笑)本人は自分ですごいと思ってるのですよ。
この耳の話は、どんな事なのかというと、私の仏門時代の先生が幾つか「耳」について
話された内容をいくつか紹介しますね。
- ●「耳根は最も利なり」とにかく人の話を良く聞くことです。耳も心がありますよ
- ●「耳を清浄(清くけがれなく)して、人の為に使いなさい」
- ●「頭の良い人は耳が良い。聞く力、理解する力があります。頭そのものは、あまり関係ない。
頭は煩悩の巣と言われている」
- ●「一回で理解できない時は、相手に質問をしたりする。聞こうとする=耳を働かせていること
相手が何を言おうとしているかを理解すること」
- ●「耳と目は連動している」
空気を読めない、空気を察知できないことは・・・「自然を察知していないこと」
正しく空気を読めていない・見て空気を読み、空気に添うこと
- ●「耳と目と空気」 「耳と目は連動している」
目が合って耳で聞いている。空気を読めない、空気を察知できないとは、
目が汚れていること。それは「 自然を察知していないこと 」
見て空気を読み、空気に添うこと、正しく空気を読めていないこと。
伝わりましたでしょうか。そうなのです。
耳と目が連動して、空気を察知することができる
「私はそんな必要ないし~そんな難しいことができないし~そんなの出来ない~~!!」
なんて、以前まで私も、そう思ってなげいてたのですよ~(泣)
でも、これは訓練で出来てしまうのです!!すごくないですか?
これを訓練していないと、その先に存在する「第六感」→「シグナル」→「衝突」
→そして・・・「災いを避ける」まで辿り着かないのです。
これを、転ばぬ先の杖をとして、自分に持ち合わせていくものなのです。
では、この耳を、日々どのようにして、意識をして訓練していくか?
これは私の経験で言います。
もちろん、耳を清浄にすることも大事なのですが、耳という五感を普段から意識して使って
みてください。そして、素直に聞いた事を受け止めてください。
余計な詮索をしないで「聞く力」「聞き分ける力」「理解する力」を訓練してみると。
いつか必ず、耳が役に立つ時がやってきます。
そして、それが、「虫の知らせへと辿り着く手がかりとなっていきます」
今回は、耳のお話をしました。
次回は、「出会い頭・衝突という原因は何が・・・」をお話ししますね
株式会社アエル 児玉敬